文楽図書館


ここでは、文楽に関係のある本をいろいろと紹介したいと思います。
リンクをクリックすれば、amazonのページに直接とべます。
説明文は、amazonよりの転載です。



第一室 ここ。主として2000年以後の本を紹介します。
第二室 主として1999年以前の本を紹介します。
近松分室 硬軟とりまぜ、近松に関する本を紹介します。
CD分室 文楽を記録するCDを紹介します。
DVD分室 文楽を記録するDVDを紹介します。





七世竹本住大夫 限りなき藝の道
高遠 弘美
講談社 2013/9/3

三百有余年の文楽史上、最高齢の大夫の至芸とは?
「好きだからこそ、いつも一生懸命なんですわ」「まだ足りん、もう一回、人生がほしい」「基本に忠実に素直にやればいいのです」。
十年以上、各地での住大 夫の公演を「おっかけ」続ける仏文学者が、不世出の名人が辿りついた至高の境地に肉迫する。
住大夫と三味線の野澤錦糸のインタビュー、年譜、著書・CD・ DVDリストも収録。
文楽の見どころ聴きどころも丁寧に解説。



文楽の歴史 (岩波現代文庫)
倉田 喜弘
岩波書店 2013/6/15

古浄瑠璃の時代から筆を起こし、竹本義太夫、近松門左衛門、植村文楽軒らの人と業績、人形遣いの技法、三味線音楽の展開を紹介する。
明治に活躍した竹本摂 津大掾、豊沢団平らの芸を語り、松竹の経営、文楽協会の発足、国立劇場の設立から現在まで、大阪に根ざした伝統芸能としての文楽の歴史を描く。
岩波現代文 庫オリジナル版



文楽 芸と人
安藤鶴夫
朝日新聞出版 2013/3/15



とうざい
田牧 大和
講談社 2013/2/22

人形が解く、人の心と江戸の謎―柄は大きいが気は小さい、若き紋下太夫の竹本雲雀太夫。
役者も裸足で逃げ出す色男、人形遣いの吉田八十次郎。
木挽町は松輪座に、今日も舞い込む難事件!?
とびきりの「芸」で綴るお江戸文楽ミステリー。



ドナルド・キーン著作集第六巻 能・文楽・歌舞伎
ドナルド・キーン
新潮社 2013/1/31

洋の東西を問わず、世阿彌をしのぐ詩人がこの世界にいただろうか。
近松門左衛門は、シェイクスピアの影すら薄れるような大作家ではないか。
また、歌舞伎ほ ど役者の個性と才能を引き立たせる舞台芸術もほかにはない。
自ら謡を習い、狂言の太郎冠者を演じるまでになったキーン氏が、独自の視点から、古典芸能の歴 史、特質、そして比類なき面白さを綴った名解説。



其礼成心中
三谷幸喜
パルコ 2012/9/1

三谷文楽「其礼成心中(それなりしんじゅう)」の底本。
「特別ではない、一般の人たちの物語を掘り下げる。それがこの作品のメインテーマです。三谷幸喜」
三谷幸喜が日本の伝統芸能、文楽に初挑戦。
『曾根崎心中』の裏版『其礼成心中』は笑いと涙に溢れた人情物語です。



浄瑠璃を読もう

新潮社 2012/7/27

小説の源流も、わたしたちの心やふるまいの原型も、みんな浄瑠璃のなかにある! 江戸時代に隆盛した一大文学ジャンル浄瑠璃。その登場人物は驚くほど現代 人に似ている。『仮名手本忠臣蔵』『義経千本桜』から『冥途の飛脚』『妹背山婦女庭訓』まで、最高の案内人とともに「江戸時代的思考」で主要作品を精読。 「お軽=都会に憧れてOLになった田舎娘」など、膝を打つ読み解きが満載。浄瑠璃の面白さを再発見!



浄瑠璃と謡文化  宇治加賀掾から近松・義太夫へ

田草川 みずき
早稲田大学出版部 2012/4/5

近松門左衛門、竹本義太夫に大きな影響を与えた古浄瑠璃太夫、宇治加賀掾。その芸論・技法論について、従来の定説を覆す新発見を含む画期的研究の成果。第5回日本近世文学会賞受賞論文、待望の単行本化。



義太夫年表 昭和篇〈第1巻〉昭和二年‐昭和十一年
日本芸術文化振興会国立文楽劇場部事業推進課義太夫年表昭和篇刊行委員会 (編)
和泉書院 2012/04

日本の重要無形文化財であり、世界の無形文化遺産である文楽の公演記録をまとめた年表。大夫・三味線・人形の役割を、演目ごと、段ごとに表記。昭和篇第1巻は、昭和2年から11年までを収録。



日本の楽劇

横道 萬里雄
岩波書店 2011/12/15

楽劇とは、舞や所作などの舞踊的要素と、囃子や鳴物などの音楽的要素が不可分に結合して演劇性を生み出す舞台芸術である。
戦後の芸能研究を領導し続けた碩学が、能楽、文楽、歌舞伎、琉球芸能、寺事といった日本の主要な伝統芸能を、楽劇という観点から総合的に分析し、その構造と特質を叙述する。



上方伝統芸能あんない: 上方歌舞伎・文楽・上方落語・能・狂言・上方講談・浪曲・上方舞

堀口初音
創元社 2011/10/20

上方伝統芸能を気軽に楽しむためのガイドブック。
上方歌舞伎から上方舞まで、各芸能のポイント、劇場に置いてあるチラシの読みかた、公演の流れ、座席の選びかた、マナーなどを解説する。
演者のインタビューも掲載。



人形浄瑠璃のドラマツルギー 近松以降の浄瑠璃作者と平家物語

伊藤りさ
早稲田大学出版部 2011/9/30

近松門左衛門以降、17世紀後半から18世紀末までの約115年間に作られた源平物人形浄瑠璃において、平家物語の説話はどう取り入れられていったのか。
豊富な資料と知識をもとに、これまでの先行研究にみられるような単なる典拠論をはるかに超えた浄瑠璃作劇法論を展開。  
18世紀浄瑠璃研究に確実な進展をもたらす一冊であり、浄瑠璃・歌舞伎研究者にとって必携の書であることはもちろん、平家物語研究者にとっても一読の価値がある貴重な研究書である。



あやつられ文楽鑑賞 (双葉文庫)

三浦 しをん
双葉社 2011/9/15

「この本は、文楽観劇のド素人であった私が、いかにしてこのとんでもない芸能にはまっていったかの記録である」と著者がかたる、小説『仏果を得ず』とあわせて読みたい文楽エッセイ。
文楽の真髄に迫るべく、資料を読み、落語を聞き、技芸員に突撃インタビューを敢行する。
直木賞作家が人形浄瑠璃・文楽の魅力に迫る!



仏果を得ず (双葉文庫)

三浦しをん
双葉社 2011/7/14

文楽に情熱を傾ける若手大夫の奮闘を描く青春小説。
健は大夫の人間国宝・銀大夫を師匠にもつ。
ある日師匠から、技芸員から「変わり者」と噂される三味線、兎一郎と組むように言われる。
不安と戸惑いを覚えながら稽古に臨むが、案の定、兎一郎は全く違う演目をひき始める……。



ニッポンの伝統芸能

エイ出版社 2011/7/1

ニッポン文化の魅力が詰まった歌舞伎、スピリチュアルを表現する能、人間賛歌の芸能・狂言、奥ゆかしき人形たちが演じる文楽。
ニッポンの伝統芸能の魅力を、写真を交えて紹介します。
はじめてでも安心な鑑賞ガイドも掲載。



文楽の家
竹本 源大夫, 鶴澤 藤蔵/田口 章子 (編集)
雄山閣 2011/03

竹本綱大夫改め九代竹本源大夫、鶴澤清二郎改め二代鶴澤藤蔵、襲名記念出版。四代にわたる「文楽の家」。その修業と芸談そして家族の物語。



文楽ハンドブック

藤田洋
三省堂 2011/01

人形劇の中でも世界で類を見ない傑出した劇構造と様式を持つ文楽。その歴史から特色、演目、用語解説までをわかり易くまとめた小事典。文楽名鑑・演目などを増補した、94年刊の改訂版。



三毛猫ホームズの文楽夜噺

赤川次郎 (著), 桐竹勘十郎 (監修)
角川書店 2010/10/30

舞台に上がる前、太夫が絶対に食べないものは? 人形の髪を結う床山さんがいる理由は? 演者対談から舞台裏潜入写真まで、世界に誇るエンタテインメント「文楽」のすべてがわかる入門書。短編小説「女人形添寝の宿」も収録。



桐竹紋壽写真集――文楽人形の美
草場書房 2010/06
青木 信二・小川 知子・出上 実  写真
高木 浩志 文



日本音楽との出会い――日本音楽の歴史と理論
月溪 恒子
東京堂出版 2010/04

雅楽、声明から平家・琵琶楽、能楽、地歌・筝曲・尺八楽、文楽・歌舞伎、近現代の音楽まで、現在に伝わる日本音楽のさまざまな種目の歴史的つながりを浮き彫りにしつつ、それらの音楽的特色を解明する。



文楽 二十世紀後期の輝き――劇評と文楽考

内山 美樹子
早稲田大学出版部 2010/2/7.

一九六五(昭和40)年から二〇〇〇(平成12)年までの、讀賣新聞連載の新聞劇評、雑誌『演劇界』掲載の文楽劇評、早稲田大学演劇博物館『演劇年報』に掲載された文楽考など、計百七十本を収録。
十世若大夫・八世綱大夫の時代から、国立劇場による通し狂言の成果を経て、越路大丈・津大夫の充実期、国立文楽劇場の開場、吉田玉男の円熟期に至る、文楽のリアルタイムを記録する。



上方文化講座 菅原伝授手習鑑
大阪市立大学文学研究科「上方文化講座」企画委員会
和泉書院 2009/09

本書は『上方文化講座 曾根崎心中』につづくシリーズ第二作。文楽界の名手たちと文学研究科スタッフが『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」の世界を鮮やかに照射する。



江戸演劇史〈下〉
渡辺 保
講談社 2009/7/31

歌舞伎、能、狂言、文楽…。日本の古典劇とは何か? 時代の鼓動や生きた人間の感性に光を当てながら、江戸演劇史を鮮やかに描き出す。下は、「助六」三座競演、おるや騒動、海老蔵追放、江戸城最後の謡初め等を取り上げる。



江戸演劇史(上)

渡辺 保
講談社 2009/7/31

歌舞伎、能、狂言、文楽…。日本の古典劇とは何か? 時代の鼓動や生きた人間の感性に光を当てながら、江戸演劇史を鮮やかに描き出す。上は、秀吉の死、「曾根崎心中」、二代目団十郎の青春、「忠臣蔵」の成立等を取り上げる。



河原久雄文楽写真集
河原久雄・橋本 治
日本経済新聞出版社 2009/05

フォトグラファー・河原久雄が、人形浄瑠璃における人間の情念、性根を切り取った写真を、作家・橋本治がストーリー仕立てで構成。人形達が全身で発している「声」を感じられる写真集。



NHK日本の伝統芸能 2009年度
日本放送協会
日本放送出版協会 2009/03

2009年4月〜2010年3月放送のNHK教育テレビ「日本の伝統芸能」のテキスト。



浄瑠璃本史研究――近松・義太夫から昭和の文楽まで
神津武男
八木書店 2009/3

従来の研究成果の上に立ち、全国に散在する約2万点の浄瑠璃本を調査分類、その出版のメカニズムと上演の実態を明らかにする。文楽興行に伴う番付・粗筋・台本の関係を明確にし、浄瑠璃正本が全国的に読まれた事を証明する。



文楽のこころを語る (文春文庫)
竹本住大夫
文藝春秋 2009/1

これで文楽がわかる。至宝が語る十九演目の芸の精髄。 2003年の単行本、待望の文庫化。



なほになほなほ (私の履歴書)
竹本住大夫
日本経済新聞出版社 2008/12

現在の文楽を代表する稀代の名大夫・竹本住大夫が、その半生を美しい大阪弁で綴る。桂米朝、茂山千之丞らとの対談、近松門左衛門作「源氏十二段」床本も収録。『日本経済新聞』連載を書籍化。



人形有情~吉田玉男文楽芸談聞き書き
吉田 玉男、宮辻政夫
岩波書店 2008/12

文楽の歴史に名を残す不世出の人形遣い吉田玉男。『忠臣蔵』の由良助や『菅原伝授』の菅丞相など、人形に深い内面やにじみ出る品格をもたらす技量は他の追 随を許さず、八十歳を超えてもなお舞台に立ち続けた。その魅力の源泉に迫るため、長年にわたって行われてきた聞き取りの成果を集成した本書は、芸一筋の気 迫に満ちた生涯を伝える。



熱烈文楽
中本千晶
三一書房 2008/5/26

i人形が泣く、人が泣く。知るほどに奥深いBUNRAKUの楽しみ方をずずずいっとご案内いたします。



NHK日本の伝統芸能 2008年度
日本放送協会
日本放送出版協会 2008/04

2008年4月〜2009年3月放送のNHK教育テレビ「日本の伝統芸能」のテキスト。片岡仁左衛門・坂東三津五郎の「歌舞伎入門」、友枝昭世・野村万作の「能・狂言入門」、竹本住太夫・桐竹勘十郎の「文楽入門」を収録。



文楽住大夫語り
ヒロセマリコ,松久保秀胤
アートダイジェスト 2008/04

義太夫語りの名演声優、竹本住大夫に密着した白黒写真集。舞台写真や稽古風景など、芸の道を歩き続けるその生きざまに迫る。



上方芸能事典
森西 真弓編
岩波書店 2008/03

能、狂言、文楽、歌舞伎、舞踊、音楽、落語、講談、漫才、浪曲、新派、喜劇、レビュー、民俗芸能など、上方芸能の豊饒な世界を、ジャンルを超えたキーワード358項目で解説。詳細な人名および事項・地名索引も収録。


 

仏果を得ず
三浦 しをん
双葉社 2007/11

“好き”が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカならなってみたい。文楽に賭ける若手大夫の熱い青春の物語。『小説推理』の連載に加筆修正し単行本化。



日本の古典芸能――名人に聞く究極の芸
~雅楽、能、狂言、文楽 歌舞伎、日本舞踊 三味線、胡弓

河竹 登志夫, 野村万作 他
かまくら春秋社 2007/09

古典芸能の10人の名人との対談集。率直な心の内、ハッとする言葉、その人らしいエピソード、屈託のない打ち明け話など、伝統を生き、創っている生々しい言葉が満載。雑誌『日本の美学』連載を書籍化。



赤川次郎の文楽入門――人形は口ほどにものを言い
赤川 次郎
小学館 2007/8

「大人のドラマ」を見せる「人形劇」、人形浄瑠璃とも呼ばれる文楽を知っていますか? そのおもしろさを中心に歌舞伎、現代演劇など舞台芸術の素晴らしさを語る演劇エッセイ。



日本操り人形史~形態変遷・操法技術史
加納 克己
八木書店 2007/07

古代から近世まで多くの遺跡から出土した人形遺物と、全国各地の人形座に伝世するかしらを実地調査。操り人形とそのかしらの史的変遷を、1250点の図版と写真で示す。



あやつられ文楽鑑賞

三浦 しをん
ポプラ社 2007/5

文楽観劇のド素人であった著者がいかにしてこのとんでもない芸能にはまっていったか。演者への取材や実際の公演の鑑賞記等、文楽の楽しみをあまさず紹介。笑い、ツッコミ、ときに涙しながら日本がほこる伝統芸能の魅力に迫る。



古典芸能 (あたらしい教科書)

金原 瑞人監修
プチグラパブリッシング 2007/04

歌舞伎、狂言、能、文楽、落語。人間の変わらぬ本質が描かれた古典芸能を、市川亀治郎や茂山宗彦、味方玄、豊竹咲甫大夫、桂文我、立川志らくといった豪華トップランナーが案内する。その面白さは歴史がお墨付き!


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NHK日本の伝統芸能 2007年度
日本放送協会
日本放送出版協会 2007/03

2007年4月〜2008年3月放送のNHK教育テレビ「日本の伝統芸能」のテキスト。坂田藤十郎の「歌舞伎入門」、梅若六郎・山本東次郎の「能・狂言入門」、竹本住大夫・吉田文雀の「文楽入門」を収録。



花舞台へ帰ってきた――脳卒中・闘病・リハビリ・復帰の記録
吉田 簑助・山川 静夫
淡交社 2007/02

時を同じくして脳卒中に見舞われた吉田簔助と山川静夫。簔助は、足遣いでもいいから舞台に戻りたいと願った。山川は、再びことばを取り戻したいと願った…。ふたりの汗と涙の復活劇をまとめる。



上方文化講座 曾根崎心中
大阪市立大学文学研究科「上方文化講座」企画委員会
和泉書院 2006/09

文楽界の名手と大阪市立大学による初のコラボレーション。人間国宝・竹本住大夫をはじめ、竹本津駒大夫、鶴沢清介、桐竹勘十郎が芸の奥義を語り、文学研究科スタッフがさまざまな学問分野から多角的に作品を分析する。


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文楽のツボ

葛西聖司
日本放送出版協会 2006/5

NHKの葛西アナウンサーによる、文楽鑑賞のツボを押さえた解説書。太夫が語る浄瑠璃の重要なことばや名文を拾い出し、得心の行く鑑賞をお手伝い。人形と三味線の見どころ、聞きどころも詳しく紹介する。



舞台裏おもて――歌舞伎・文楽・能・狂言

山田庄一・吉田簑助・大蔵彌太郎・岩田アキラ
マール社 2006/4

舞台の裏ってどうなっているの? 衣装や装飾は? 小道具は? 普段は知ることのできない歌舞伎・文楽・能・狂言の舞台裏を、その世界で名高い豪華な監修人を迎え、貴重な写真満載で紹介する。


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古典芸能楽々読本――はじめての歌舞伎、文楽、能、狂言

井上 由理子
アートダイジェスト 2006/4

歌舞伎・文楽・能・狂言…。「古典芸能はわからない」という人に向けて、行楽気分で観劇を楽しむ秘訣をやさしく手ほどきする。日本古来の芸能の魅力がよくわかり、観る楽しさが倍増!



NHK日本の伝統芸能 2006年度
日本放送協会
日本放送出版協会 2006/3

2006年4月〜2007年3月放送のNHK教育テレビ「日本の伝統芸能」のテキスト。坂東三津五郎の「歌舞伎入門」、観世喜正・野村萬斎の「能・狂言入門」、豊竹呂勢大夫・鶴澤清二郎・吉田和生の「文楽入門」を収録。



文楽の研究 (岩波文庫)
三宅 周太郎
岩波書店 2005/8



続・文楽の研究 (岩波文庫)
三宅 周太郎
岩波書店 2005/9



経験としての物語――人形浄瑠璃の世界
河村 望
人間の科学新社 2005/07

江戸時代の日本人の生活世界を、具体的で普遍的な人間の生活世界として見事に描く5つの人形浄瑠璃。菅原伝授手習鑑、義経千本桜、仮名手本忠臣蔵など、1つの世界を5つの局面としてとらえ紹介する新たな試み。



あらすじで読む名作文楽50

高木秀樹
世界文化社 2005/6

初心者でも文楽の「観どころ」「聴きどころ」が逃さず楽しめる懇切丁寧なガイド。太夫・三味線・人形の織りなす、華やかにして情細やかな文楽の世界を、わかりやすいあらすじと美しい舞台写真で紹介する。



文楽ざんまい

亀岡典子
淡交社 2005/5

生身の人間がのたうちまわって築き上げる芸。魂が震えるような感動と美がそこにある。世界無形遺産に指定された文楽の世界をキーワードでわかりやすく紹介する。『産経新聞』連載に加筆して単行本化。


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NHK日本の伝統芸能 2005年度
日本放送協会
日本放送出版協会 2005/3


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豊竹咲甫大夫と文楽へ行こう

豊竹咲甫大夫
旬報社 2004/12

太夫が語り、三味線弾きが演奏し、人形遣いが人形を遣う三業が一体となった文楽。豊竹咲甫大夫と「負け犬の遠吠え」の酒井順子が、文楽の見どころ聴きどころを案内する。文楽を楽しむきっかけがつかめるガイドブック。



浄瑠璃素人講釈〈上〉
杉山 其日庵(著), 内山 美樹子,桜井 弘 (編集)
岩波書店 2004/10

竹本摂津大掾・三世竹本大隅太夫・名庭絃阿弥から聞いた話 を元に、義太夫芸の「風」(様式)の追究を通じて浄瑠璃に古典芸術としての地位を確立させようとした書。上巻には「傾城冥途飛脚」から「近江源氏先陣館」 まで解説50本を収める。



浄瑠璃素人講釈〈下〉 (岩波文庫)
杉山 其日庵(著), 内山 美樹子,桜井 弘 (編集)
岩波書店 2004/11

下巻には「妹背山婦女庭訓」「伽羅先代萩」等に関する解説と、本書刊行後に杉山が雑誌『黒白』に連載した「絵本太功記」「ひらかな盛衰記」等の芸話を収録 する。名人たちの逸話、語り口の描写は誠に巧みで文章は痛快である。本書は武智鉄二らが進めた浄瑠璃の「風の研究」の原点であり、後代の太夫や三味線方、 研究家に大きな影響を与えた。



日本の古典芸能における演出
小山 弘志
岩波書店 2004/09

能、狂言、歌舞伎、文楽、日本音楽といった古典芸能の「演出」とはいかにあるべきか。西洋近代が生んだ「演出」という概念と伝統芸能とが、上演の場においてどのように切り結んでいるのかを各分野の研究者たちが縦横に論じる。



綱大夫四季――昭和の文楽を生きる

山川静夫
岩波書店 2004/6

昭和を代表する文楽太夫、八世竹本綱大夫(一九〇四‐六九)。彼は明治末に豊竹古靭大夫(後の山城少掾)に入門し猛稽古を重ね、「風」を重んじた理知的な 語りを完成した。五五年人間国宝、六九年芸術院会員。本書は綱大夫と身近に接した著者による本格的な評伝。明治から昭和四十年代までの文楽界と大阪に生き る芸人の姿を敬愛の念をこめて描いた力作。


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舞台の光と影―近世演劇新攷
松崎 仁
森話社 2004/05

江戸時代の歌舞伎・人形浄瑠璃における影絵や歌謡を用いた演出、あるいは男女・親子・仮面などの側面からみた作劇の技法をさぐる。歌舞伎・人形浄瑠璃の史的展望もふくめ、近世演劇の世界を多面的に考究する。



物語で学ぶ日本の伝統芸能 4  文楽

平島高文
くもん出版 2004/3

日本の伝統芸能に託された「物語」を知り、読み、味わうことによりそれぞれの芸能に親しみ、知識と興味を広げる新しい切り口の入門書。鑑賞の助けとなる舞台写真や図版資料も多数収録する。4は文楽をとりあげる。


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NHK日本の伝統芸能 2004年度
日本放送協会
日本放送出版協会 2004/3



歌舞伎と人形浄瑠璃 (歴史文化ライブラリー)
田口 章子
吉川弘文館 2003/12

多くの人々を魅了する歌舞伎と人形浄瑠璃。「女性原理=肉体」と「男性原理=ことば」をキーワードに、歌舞伎と人形浄瑠璃の400年に及ぶ生き残りをかけた調和と対立の歴史を読み解き、その魅力に迫る。



文楽にアクセス (劇場に行こう)

松平盟子
淡交社 2003/10

切符の買い方や舞台の見方がよく分かる、劇場を徹底的に楽しむためのガイド。文楽の太夫、三味線、人形遣い、舞台裏にいたるまでを紹介。情報満載の納得のハンディ本。



文楽のこころを語る
竹本住大夫
文藝春秋 2003/8

これで文楽がわかる。至宝が語る十九演目の芸の精髄。


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文楽 芸と人

安藤鶴夫
朝日新聞社 2003/6



歌舞伎・文楽の見方が面白いほどわかる本
七海友信
中経出版 2003/4

チケットはどこで買う? 最初は何から見ればいいの? 古典のパワーと生命力のある「歌舞伎」と「文楽」をドッキングして、初めての人にもわかりやすくその魅力と本質を伝えます。


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文楽ハンドブック

藤田洋
三省堂 2003/3

人形劇の中でも世界で類を見ない傑出した劇構造と様式を持つ文楽。その歴史から特色、演目、用語解説までをわかり易くまとめた小事典。文楽名鑑・演目などを増補した、94年刊の改訂版。


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NHK日本の伝統芸能 2003年度
日本放送協会
日本放送出版協会 2003/3



文楽吉田玉男
小川知子
演劇出版社 2003/2

芸歴70年、たゆまぬ努力によって積み上げられたその芸には、並みの訓練、稽古量では、なかなか到達できない道がある。文楽立役遣いの最高峰、吉田玉男の端正な芸の魅力を凝縮した写真集。



恋する文楽
広谷鏡子
筑摩書房 2003/2

三味線がデンと鳴り、太夫の口から最初の音がこぼれたとき、人形にはもう命が漲っているのだ―。心中への道行きに、仇討ちにすべてを賭ける人々に、観る者 は何故か涙が流れてとまらない。これぞ芝居、これぞ文楽!いま、静かなブームを呼んでいる古典芸能の世界へと読者を御案内します。



人形浄瑠璃の歴史
広瀬 久也
戎光祥出版 2002/10

人形の発生から、浄瑠璃との邂逅、近松や文楽、歌舞伎に至るまでを、わかりやすく解説した。日本が誇る民衆文芸の至宝、初の通史。


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わくわく私の文楽
谷野 優子
手鞠文庫 2002/09



能楽・文楽・歌舞伎
児玉竜一
教育芸術社 2002/8

「能楽」「文楽」「歌舞伎」は,それぞれ戯曲,様式,舞踊,音楽,美術,舞台構造等に至るまで,独自の美意識をもって形成された我が国の代表的な総合舞台芸術です。本書は,各分野の特徴を写真を多用しながらわかりやすく説明した鑑賞入門ガイドブックです。



四代越路大夫の表現――文楽鑑賞の手引き
高木浩志
淡交社 2002/05

文楽の語りは「声を惜しんだり、体を庇ったり、そんな生半可なことではやれない」を持論とする人間国宝・四代竹本越路大夫が語る、演目の深い解釈。鑑賞のための得難い手引書。



日本の伝統芸能はおもしろい〈5〉吉田蓑太郎の文楽
小野幸恵・吉田簑太郎
岩崎書店 2002/03

人形の表情や動きは、人形遣いの複雑な動きの組み合わせによって作り出されています。舞台の表と裏、子どもたち自身が参加した授業風景も合わせて収録しました。


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NHK日本の伝統芸能 2002年度
日本放送協会
日本放送出版協会 2002/3



文楽の女たち (文春新書)
大谷晃一
文藝春秋 2002/02

浪花女は強うて健気、恋に弱いがたまにきず
個性的な女主人公の登場する十二の文楽をとりあげて物語をたどりながら解説。明るく現実的な大阪人の裏の陰影と虚無の魅力を語る



文楽の男――吉田玉男の世界
吉田玉男・山川静夫
淡交社 2002/01

人形遣いの至宝・吉田玉男の代表的な持ち役20名をとりあげ、70年に及ぶ芸歴、役作り、思い出などを織り込んた貴重な記録。約50点の舞台写真も収録。吉田玉男の芸の魅力に迫る対談集。



文楽に連れてって!
田中マリコ
青弓社 2001/11

文楽のいろはも知らない文楽ビギナーが書いた、文楽の入門書。文楽の基本から人形アラモード、文楽名物・人間国宝、文楽鑑賞など、文楽の謎とその魅力の秘密に迫る。



文楽・女方ひとすじ――おつるから政岡まで

桐竹紋寿
東方出版 2001/09

淡路島で人形浄瑠璃の人形に触れて55年、自身の芸を磨き、弟子の指導に力を注いできた著者が、師匠や兄弟子たちとの思い出をまじえ、足十年、左十年といわれる人形遣いの日々を語る。



能・文楽・歌舞伎 (講談社学術文庫)
ドナルド・キーン
講談社 2001/05

厳粛の中で神秘的幽玄の美が醸し出される能。人形に不思議な生命を吹き込み演じる文楽。華麗な色彩と響きと演技が繰り広げられる歌舞伎。少年期に演劇の擒 になって以来、七十年。日本人以上に日本文化に通暁するキーン博士が世界に比類のない日本の伝統芸能について、その歴史と魅力と醍醐味とを存分に語り尽く す。



吉田蓑助写真集――文楽・女たちに魂をこめて
青木信二
淡交社 2001/05

吉田簑助が登場すると、舞台には一種不思議な緊張感がみなぎる。「曾根崎心中」のお初、「心中宵庚申」のお千代…数々の「女たち」に魂をこめてきた吉田簑助の名舞台を写した写真集。


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NHK日本の伝統芸能 2001年度
日本放送協会
日本放送出版協会 2001/3



伝統芸能家になるには
佐貫 百合人
ぺりかん社 2000/03

俳優、演奏者、人形遣いなどとして、伝統芸能で活躍できるチャンスがあなたにもある。歌舞伎・能・文楽で活躍する人々へのインタビューや、訓練の様子などを紹介する。


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NHK 日本の伝統芸能 2000年度
日本放送協会
日本放送出版協会 2000/3


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文楽の女――吉田簑助の世界
山川静夫
淡交社 1994/03

文楽に登場する女たちは、みな哀しい美しさをたたえている。女方人形遣いの第一人者吉田簑助の舞台を通して、女たちの心根や生き様にふれながら、人形遣いの秘密、文楽の舞台の魅力を紹介する。


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頭巾かぶって五十年――文楽に生きて
吉田簑助
淡交社 1991/08

現代の文楽の女方を代表する簑助が、芸歴50年を機に、はじめて明かす半生記。そして、伝統と現代・人形遣いの知恵・女方の人形の型・文楽に生きる女たちなどをテーマに、簑助本人の体験をまじえて語る芸の話。






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