文楽図書館 近松分室



主として近松に関する本を硬軟とりまぜて集めてみました。
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説明文は、amazonおよびbk1よりの転載です。


第一室 主として2000年以後の本を紹介します。
第二室 主として1999年以前の本を紹介します。
近松分室 ここ、硬軟とりまぜ、近松に関する本を紹介します。
CD分室 文楽を記録するCDを紹介します。
DVD分室 文楽を記録するDVDを紹介します。




近松門左衛門名作文楽考2 心中天網島
豊竹 咲大夫・尾嵜 彰廣
講談社 2013/4/27

豊竹咲大夫と尾嵜彰廣、演者と研究家によって近松門左衛門の代表的傑作浄瑠璃「心中天網島」を詳しく解説した鑑賞ガイド。DVDつき



近松門左衛門名作文楽考1 女殺油地獄
豊竹 咲大夫, 尾嵜 彰廣
講談社 2011/3/31

近松の名作を芸談・ガイド・DVDで紹介 世話物「女殺油地獄」を演者と鑑賞者の二つの視点から解明。近松の詞章の意味と当時の大阪庶民の世相を解説。あわせてDVDを見れば、近松が100倍楽しめます



近松再発見―華やぎと哀しみ

神戸女子大学古典芸能研究センター (編集)
和泉書院 2010/11

日本演劇に画期的な豊饒をもたらし、世界の古典といわれる近松の人となりと作品の魅力を、「浄瑠璃御前物語」から今日の文楽・歌舞伎までを視座に収めて、今一度問い直す。



近松名作集 (21世紀版少年少女古典文学館)

富岡 多恵子 (著)
講談社 2010/2/18

元禄時代には、経済力をもった商人たちによって、日本のルネッサンスといわれるほどの、いきいきした町人文化が花開いた。そこにすい星のように出現した作 家・近松門左衛門。宿命的な封建制度のなかで、人間らしく必死に生きようとする男と女の恋愛をテーマに、みごとな語りことばで描きだす義理と人情の人間ド ラマの数々。『出世景清』『冥途の飛脚』『心中天の網島』など、歌舞伎や人形浄瑠璃(文楽)の舞台にのせられ、今も日本人の心をゆさぶりつづけている近松 の最高傑作五編を収録する。



超訳日本の古典 (11)
加藤 康子
学研 2008/02

江戸時代中期に活躍した浄瑠璃・歌舞伎作者、近松門左衛門の名作集と、私欲に走った浪人が自滅していく様子を描く「東海道四谷怪談」を収録。日本の古典文学をわかりやすい言葉で訳し、読みやすい長さにまとめた超訳シリーズ。



曾根崎心中――現代語訳
近松 門左衛門・高野 正巳
河出書房新社 2008/1



現代に生きる近松――戦後60年の軌跡

深澤 昌夫
雄山閣 2007/11

舞台芸術や映画・テレビ・ラジオ作品など、近松物の上演記録を網羅。現代演劇史や当時の社会状況との関わりを横目で睨みながら、改めて「戦後60年の近松」の歩みを素描・略述する。



近松以後の人形浄瑠璃 (近世史研究叢書 18)
黒石陽子
岩田書院 2007/04

天和3年上演の近松門左衛門作「世継曾我」から、寛政11年上演の近松やなぎ作「絵本太功記」までに作られた人形浄瑠璃の時代物作品を対象に、初演当時、それらがどのような意味を持つものとして作られたのかを明らかにする。



曾根崎心中,冥途の飛脚,心中天の網島――現代語訳付き (角川ソフィア文庫 51)
近松門左衛門, 諏訪春雄
角川学芸出版 2007/03

歌舞伎や文楽でお馴染みの近松の傑作が、あらすじ付きで読みやすい!
近松門左衛門の世話浄瑠璃初作である「曾根崎心中」ほか2篇の傑作を収載。江戸の人々を熱狂させた近松の世界を読みやすい現代語訳で再現し、校注本文には上演時の曲節を付けた。



続 近松正本考
山根 爲雄
和泉書院 2006/11

近松の時代物の正本に関する論考を収録した研究書。「けいせい反魂香」に関するものを収めたIと、それ以外の「用明天王職人鑑」「団扇曾我」「吉野都女楠」などの時代物の正本に関するものを収めたIIの2部構成。



上方文化講座 曾根崎心中 (上方文化講座)
大阪市立大学文学研究科「上方文化講座」企画委員会編集
和泉書院 2006/09

文楽界の名手と大阪市立大学による初のコラボレーション。人間国宝・竹本住大夫をはじめ、竹本津駒大夫、鶴沢清介、桐竹勘十郎が芸の奥義を語り、文学研究科スタッフがさまざまな学問分野から多角的に作品を分析する。



心中への招待状――華麗なる恋愛死の世界 (文春新書)
小林 恭二
文藝春秋 2005/12

日本の文化に深く根付く「心中」。なぜ人はその最期を求めようとするのか。始祖、近松門左衛門「曽我崎心中」の世界を丹念に読み解くことで見えてきた、正しい心中の姿とは何か。究極の美の在り処を探る。



近松物語
渡辺 保
新潮社 2004/11/25

近松の真骨頂は時代物にある。スサノオから忠臣蔵まで、壮大なスケールで日本の歴史と社会と人間を描いた傑作群を、わかりやすく物語化。近松のおよそ120編前後に及ぶ作品から21編を選び、日本史に沿って収録する。



近松門左衛門――日本の芝居の幕が開く (NHKにんげん日本史)
小西聖一, 酒寄雅志
理論社 2004/11

江戸時代、次々と名作を発表し、ヒットを重ねた人形芝居の作者、近松門左衛門。芝居に情熱を注ぎ続けたその生涯に迫る。いっこく堂コンビによるNHK教育テレビ「にんげん日本史」を書籍化。



近松正本考
山根 為雄
和泉書院 2004/11

近松浄瑠璃の読解に不可欠な曲節の特色や詞章との関連性を解明し、加賀掾から義太夫へとなる浄瑠璃史の通説に一石を投ずる。



海音と近松――その表現と趣向
冨田 康之
北海道大学図書刊行会 2004/03

浄瑠璃作者として同時代に活躍した紀海音と近松門左衛門。それぞれを互いの合せ鏡として映し出す作業から、2人の位相を定位。各々の独自性を鮮明に再認識する。


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近松名作物語 (教養ワイドコレクション)
高野正巳, 近松門左衛門
文元社 2004/03



近松門左衛門三百五十年
近松生誕三百五十年記念近松祭企画実行委員会
和泉書院 2003/12

「作者の氏神」と崇められた近松の生誕350年を記念して編まれた「近松読本」の決定版。近時発見の新出資料を含めて、近松の人となりと作品の諸相を、豊富な図版と要を得た解説で提示する。



口伝解禁 近松門左衛門の真実
近松 洋男
中央公論新社 2003/11

近世文学において西鶴、芭蕉と並称されながら、近松門左衛門の生涯は謎に満ちている。本当の生誕地は? スペインとの関係とは? 赤穂藩御用に徹した謎の10年とは? 300年の禁を破って9代目が明かす「近松家の謎」。



女殺油地獄 (学研M文庫)
田中 澄江
学習研究社 2002/04

元禄~享保にかけて、上方で一大ブームを巻き起こした近松門左衛門。人形浄瑠璃のみならず歌舞伎の脚本もてがけ、人気作家としてもてはやされた。本書は、 数多い近松の作品の中から、「世話もの」を中心にとりあげて、劇作家田中澄江が現代語訳に挑戦した力作。表題作のほか、『心中天の網島』『堀川波鼓』『鑓 の権三重帷子』『国性爺合戦』が収録されている。



近松に親しむ――その時代と人・作品 (IZUMI BOOKS)
松平 進
和泉書院 2001/12

誕生地探しから、最後の手紙・辞世まで、代表的な作品の内容にもふれながら、作者近松の歩みを平易な文章で語り進め、その実像・魅力に迫る。



近松浄瑠璃の研究
小山 一成
双文社出版 2000/12

近世における上演劇に改作物が多いことを踏まえ、原作の徹底的な読み、忠実な読みにより登場人物の心情・行動・性格を分析・抽出し、作者近松の意図と作品の魅力を明らかにする。


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近松の女性たち
鳥居 フミ子
武蔵野書院 1999/07

愛、恋、義理―。近松の世話浄瑠璃に登場する、ひたむきに生きた25人の女たち。近松の世話浄瑠璃には、遊女・武士の妻・娘などさまざまな女性が登場す る。愛に殉じた「曽根崎心中」のおはつ、恋ひとすじに生きた「おなつ清十郎五十年忌歌念仏」のおなつ、「心中刃は氷の朔日」のいさぎよい武家の娘の小か ん、義理と愛のはざまで苦悩する「心中天の網島」のおさんなど、25人の女主人公を作品上演年代順に取り上げ、ひたむきに生きた女性たちの姿を浮き彫りに する。



近松の三百年――近松研究所十周年記念論文集
近松研究所十周年記念論文集編集委員会
和泉書院 1999/06

貞亨二年の道頓堀から文楽まで、近松門左衛門をはじめ、説経・歌舞伎はもちろん、近現代への展開など近松研究所の十年を築き、新たな一歩をふみだす足音が聞こえる諸論考を一冊にまとめた論文集。



近松の心中物・女の流行――鳶魚江戸文庫
三田村 鳶魚, 朝倉 治彦
中央公論新社 1999/03

日本の沙翁(シェイクスピア)と坪内逍遙から称された、近松門左衛門の世話物の核をなす心中物がどのように成立し一般に受け入れられたかを考証した『近松 の心中物』と、薩摩藩御家騒動の主人公お由羅の美貌に触れた「顔の艶」や美人顔・柳腰等、女性風俗を探った『女の流行』など、江戸の社会史・風俗史に精通 した鳶魚の風俗文化論。



近松文芸の研究
佐々木 久春
和泉書院 1999/02

近松の作品は、一言にして覆えば「愛」の文芸であり、さらに言えばその万人の胸に届く「筆致」である。その鍵を提示すべく研究を重ねる著者による、近松門左衛門関係の論文を収録する。


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若き日の近松門左衛門
宮原 英一
叢文社 1998/09

長州の名門家に「不倫の子」として生まれた門左衛門は、生母を殺され、いわれなき冷遇を受けながら育った…。絶望の中からも誇り高き眼光で「世の真実」と「人間の真実」を探り出していった近松の謎に迫る。



「好色五人女」「堀川波鼓」を旅しよう――古典を歩く
岩橋 邦枝
講談社 1998/07

元禄文芸の二大作家西鶴と近松の人気作品の舞台を各地に訪ね、女と男の命がけの恋を実感する旅。姫路のお夏、大阪のおせん、京のおさん、江戸のお七、薩摩のおまん、因幡のお種―。実際の事件をもとに生れた名作の、恋人たちの哀切な息づかいが胸をうつ名著。


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新注絵入 曾根崎心中
松平 進
和泉書院 1998/04

本書の特長は、美しい日本語を書いた一人の作家として近松を捉え、その作品にアプローチするものである。即ち、本文の、墨譜・文字譜を除き、会話文・道行 文等を改行で示し、往事の趣きを伝える絵図並びに注を掲げ、進んで現代語訳・解説を加えて鑑賞読解の伴侶とした。また、本書の本文・現代語訳と和泉書院影 印叢刊『曽根崎心中・堀川波鞁』は底本の丁数により対照できるよう工夫した。



心中天の網島
広末 保
岩波書店 1997/05

妻子ある分別ざかりの男が曾根崎新地の遊女と大坂の網島大長寺で情死した-世間の記憶から瞬時に消える事件を,浄瑠璃に仕立て,古典にまで高めたドラマライター近松の天才的作劇術を1行ずつ原文を読みこみつつ解明する.


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近松世話悲劇
白倉 一由
おうふう 1996/4/26

近松は、人間とは何か、人間はどのように生きるべきかを問題にした。その世界性は、現代にも生きている。近松の世話悲劇6編の本文・現代語訳と、そのうち4編の研究。研究文献目録・近松略年譜も付す。


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近世前期浄瑠璃の基礎的研究――正本の出版と演劇界の動向
林 久美子
和泉書院 1995/05

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近松研究の今日――近松研究所五周年記念講演録
園田学園女子大学近松研究所
和泉書院 1995/03

近松研究所開設五周年を記念して開かれた講演会において、近松門左衛門を核に、近世演劇から近世文学にわたって、12人の研究者が披露した最新の研究をまとめた。多角的な追究により、総合的に今日における近松研究の問題点を明らかにする。


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近松門左衛門――庶民の心を描ききった日本のシェークスピア (マンガ大江戸パワフル人物伝)
春樹 椋尾
草土文化 1994/09

武士の身分を捨て、敢えて庶民の中に身を置いた近松。庶民になり切ることで見えてくる現実の矛盾、それを肌で感じとり、鋭く暖かく描き続けた浄瑠璃作者・近松門左衛門の一代記をマンガで描く。


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近松門左衛門の謎――長州生誕説を追って
宮原 英一
関西書院 1994/06

約百年ぶりに復活した近松長州生誕説は越前生誕説をくつがえし得るか…。佐賀県唐津近松寺を原点に山口県長門市、美祢市など点在する近松伝承地に謎を追う。



曽根崎心中・冥途の飛脚 他五篇 (ワイド版岩波文庫)
近松 門左衛門, 祐田 善雄
岩波書店 1994/05

大坂は曾根崎の森で実際にあった心中事件に材を取った「曾根崎心中」、数々の名文句でも知られる梅川・忠兵衛の「冥途の飛脚」ほか、「卯月紅葉」「堀川波 鼓」「心中重井筒」「丹波与作待夜の小室節」「心中万年草」と近松世話浄瑠璃の傑作七篇を収めた。いずれも舞台の動きが充分に理解できるよう脚注等に工夫 がこらされている。


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恋の手本――曽根崎心中論
高野 敏夫
河出書房新社 1994/03

恋に命をかけた男と女の新しい世界に驚愕し興奮した元禄時代の生きた観客の視点から、近松の言語芸術の魅力の核心に迫る、瞠目すべき演劇論。


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近松浄瑠璃の研究
白方 勝
風間書房 1993/09


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近松門左衛門 (新潮古典文学アルバム)
原 道生 (編集), 橋本 治
新潮社 1991/11

『曽根崎心中』『心中天の網島』などで、元禄の歌舞伎・人形浄瑠璃に新風を吹き込んだ近松門左衛門の、武士を捨て浄瑠璃作者として生きた自負と自嘲の生涯。


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近松門左衛門
武井 協三
ぺりかん社 1991/10

従来の作品論にかたよった近松像から一歩踏み出し、書誌・伝記・人形論・音楽論などから多角的に「演劇」作者=近松の実像に迫る最適な入門書。



近松の世界
信多 純一
平凡社 1991/07

長年にわたって近松研究をしてきた著者の17の論考を、世話物・人形その他劇壇事情・時代物と大きく3つのパートに分けて収録。広末保氏との「近松を考える」対談も併載。近松の広く深い感動の世界を追う。


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心中天の網島詳解
伊藤 正雄
冨山房 1991/07

傑作の傑作たる所以を多角的に精密に解き明す、読みやすく文学性豊かな註釈書。


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近松と浄瑠璃
森 修
塙書房 1990/03


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近松への招待
鳥越 文蔵, 信多 純一, 内山 美樹子, 井口 洋
岩波書店 1989/11

その人と芸術を、演出の変遷、人形、作品解釈、作劇法などさまざまな角度から探る。浄瑠璃へ歌舞伎へと広がる近松の世界への案内。


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虚実の慰み 近松門左衛門
鳥越 文蔵
新典社 1989/03

近松門左衛門は近世の浄瑠璃・歌舞伎脚本作家。人の世の義理と情けを描き、いまに至るまで多くの人々を魅了し続けている。だが、その生きざまについては黙 して語らず、多くの謎が残されている。近松を愛し、自ら歌舞伎学会を創設して、広い視野で精力的に活動を続ける著者が、あえて挑んだ近松像!


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近松劇への招待――舞台づくりと歌舞伎考
中村 扇雀
學藝書林 1989/02

いま、なぜ近松か。生の真髄を描ききった“天才劇詩人”近松門左衛門。歴史への深い洞察と時代への反逆精神が見事に貫かれたその作品群は、時空を超えて現代をも照射する。各界第一人者たちが語る近松劇の魅惑のすべて。


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近松の浄瑠璃
白倉 一由
近代文芸社 1989


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近松浄瑠璃私考
富岡 多恵子
筑摩書房 1988/10

詩人から小説家に「溝跨ぎ」した著者が、人形浄瑠璃の作者から楽舞伎へそしてまた人形浄瑠璃へと2重の「溝跨ぎ」をした近松の世界をあざやかな手口で考察 する。「曾根崎心中」「心中天の綱島」「女殺油地獄」などにふれながら、生きた日本語でドラマを表現することの意味を問い直す力作エッセイ。


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近松門左衛門
河竹 繁俊
吉川弘文館 1988/05

「作者の氏神」とたたえられる大近松も、その人物像や生活については意外に知られるところが多くない。本書は歌舞伎研究に畢生の努力を傾けた著者が、多年 にわたって渉猟した資料によってまとめた詳伝であり、その生涯を作品とともに始めて明らかにした各界絶賛の書。歌舞伎や浄瑠璃の理解は、本書を通して一段 と深められよう。


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近松名作事典
藤野 義雄
桜楓社 1988/05

近松の全作品中、世話物は全部、時代物・歌舞伎は現在上演されるものを豊富な写真を用いてわかりやすく詳細に解説。年譜・索引付。


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冥途の飛脚――解釈と鑑賞
藤野 義雄
桜楓社 1985/10


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近松の女人四季
高野 正巳
赤坂書院 1985/10


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殺しの美学――女殺油地獄・解釈と鑑賞
藤野 義雄
向陽書房 1985/09


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近松の浄瑠璃
白倉 一由
近代文芸社 1985/01


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近松の女性群像
高野 正巳
赤坂書院 1984/10


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近松門左衛門という人
田中 澄江
日本放送出版協会 1984/10


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近松と最盛期の浄瑠璃
藤野 義雄
おうふう 1980/04


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近松世話浄瑠璃の研究
諏訪 春雄
笠間書院 1974










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